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「ありがとう」が信頼に変わる瞬間──クライアントと向き合うインサイドセールス座談会

インサイドセールス(以下、IS)の現場では、KPIや商談数といった“成果指標”が明確にある一方で、「感謝された瞬間」こそが、最も印象に残る成果になることがあります。

「助かりました」「ここまでやってくれるなんて」──そんな一言が、数字以上にその仕事の価値を教えてくれる。

今回は、「クライアントに感謝された体験」をテーマに、セールスリクエストで活躍する3名のメンバーが社内座談会で語り合いました。
特別なスキルや華やかな成果ではなく、日々の“当たり前”を丁寧にやり抜くこと──“凡事徹底”の積み重ねが、信頼と感謝を生む土台になっていることを、あらためて確認できた時間となりました。

目次[非表示]

  1. 1.「最初の1件が信頼の入口になる」
  2. 2.「“数字以外”の価値を提案する」
  3. 3.「“あなたがいると助かる”と言われた日」
  4. 4.「チャネルを越えて、チャンスを取りにいく」
  5. 5.「ヒアリングの質=準備の質」でもある
  6. 6.「できることを少しずつ増やす」
  7. 7.座談会を終えて──感謝される仕事の裏にあるもの


参加メンバー

Aさん
立ち上がりの早さと順応力が強み。初速で信頼を掴むスタイル。

Bさん
細やかな気配りと対話力で、日々の業務に安心感を届ける。

Cさん
仮説設計と提案を通じて、クライアントの期待を形にするのが得意。

「最初の1件が信頼の入口になる」

Aさん: ある案件で、稼働初日にいきなりアポが1件取れたんです。「初日で?!」と驚かれながら、そこから一気に信頼度が高まったのを感じました。

Bさん: その“入り”がうまくいくと、以降のやり取りも前向きになりますよね。

Aさん: 準備では、過去ログ・トーク例・社内のSlackコメントをかなり読み込みました。「商談につながる一言」を想定しながら、話し方や切り出しの流れも工夫しました。
凡事徹底って、こういう“準備の徹底”にこそ宿るんじゃないかと感じています。


「“数字以外”の価値を提案する」

Cさん: ある案件で、商談数よりも「反応傾向の傾向分析」を求めていたクライアントがいて。そこで、未対応リードの架電結果をセグメント別に整理して、「どんな訴求が刺さったか」をまとめたレポートをお出ししたんです。

Aさん: 「商談は出ていないけれど、ナレッジは蓄積されている」って状態を可視化できるのって、すごく価値がありますよね。

Cさん: 「このまま社内共有にも使えます」と言っていただけて。ISとして“見える成果”だけでなく、“活かせる示唆”を出していく必要があるなと強く感じた案件でした。

Bさん: 商談だけがゴールじゃないとクライアントが感じてくれた時、ようやくISの存在意義って伝わるんですよね。


「“あなたがいると助かる”と言われた日」

Bさん: Slackでのやり取りを重ねていたFSの方から、「何でも気軽に相談できるのが本当にありがたい」と言っていただけた時は、すごくうれしかったですね。関係性って、実は日常のチャットの積み重ねでできていくなと。

Cさん: その“空気感”をつくれる人って、社内でも貴重ですよね。

Bさん: 先方のカレンダーを見て、必要そうな資料や数字を事前に送っておいたときにも、「気が利くね」と言っていただけて。
“頼られる人”って、たぶん先回りで動ける人なんだと思います。


「チャネルを越えて、チャンスを取りにいく」

Aさん: 最近、クライアントのFSチームと直接Slackでつながることも多いですが、「このまま寝かせてしまうのはもったいない」と思ったリードに対して、FS・マーケ・インサイドの担当を巻き込みながら提案をまとめたことがありました。

Bさん: それってまさに“前のめり”な姿勢ですよね。

Aさん: 自分の担当範囲だけじゃなくて、クライアントの組織全体の動きを意識して、チャンスを逃さないこと。そういう動きに対して「そこまでやってくれるのか」と感謝されたのが印象に残っています。


「ヒアリングの質=準備の質」でもある

Bさん: ヒアリングのとき、“お客様のお客様の視点”を意識して情報を取りに行くようにしています。トスアップしたときに、「ここまで聞けてると助かります」とFSの方に言ってもらえると、本当にやってよかったなって。

Cさん: その“相手が次に何を必要とするか”を想像する視点、大事ですよね。FSの商談を見にいく機会があったときも、「あの質問、意外と商談のフックになってたな」と気づけたりします。

Aさん: トスアップはただの引き継ぎじゃなくて、戦略的な連携の場ですよね。ヒアリングに“相手の未来”を組み込めるかどうかが、ISの腕の見せどころだと思ってます。


「できることを少しずつ増やす」

Cさん: ある案件で、既存リードの方に別商材の紹介も行うようになって。もともと想定されていた守備範囲から、少しずつできることを増やしていった結果、「まるで社内の人みたいですね」と言ってもらえて、信頼につながった実感がありました。

Bさん: 最初は与えられた役割で動くけど、徐々に「こういうのも任せていいかも」と広がっていく感覚、わかります。

Aさん: できることが増えると、存在意義が“作業者”から“パートナー”に変わっていくのを感じますよね。自分の言葉や視点でクライアントに提案できるようになってくると、仕事の面白さも一段と変わってきます。


座談会を終えて──感謝される仕事の裏にあるもの

「ありがとう」の言葉の裏には、決して特別なアクションではなく、「当たり前を、誰より丁寧にやり続けた結果」がありました。

Slackでの返し方、ヒアリングでの一言、提案資料に含まれた気配り──そうした細やかな積み重ねが、信頼を生み、感謝される仕事につながっていくのだと感じています。
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凡事徹底とは、決して“地味”なことではなく、“意味のある習慣”です。
そしてそれは、ひとりで成し遂げるものではなく、チームで気づきを共有し、視点を持ち寄って補い合うことでもあります。

これからも、クライアントに「任せてよかった」と思っていただけるよう、日々の小さな積み重ねを大切にしていきたいと思います。


株式会社セールスリクエスト
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インサイドセールス支援を行う会社です。SDR/BDR/ABM/エンプラなどの商談獲得代行や、Salesforce/HubSpotの活用・構築などの実行支援を行います。"顧客体験の向上"をモットーにインサイドセールス・BtoBマーケティングの発信を行なっています。

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