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【最新9社比較】インサイドセールス代行会社の選び方・費用・比較まで徹底解説

インサイドセールスの重要性が高まるなか、営業組織の立ち上げや効率化を目的に「インサイドセールス代行」を検討する企業が増えています。しかし、代行会社の選定や費用感、内製との違い、成果へのつなげ方など、責任者にとっては判断すべきポイントが多岐にわたります。

本記事では、インサイドセールス代行の基本から導入判断、費用対効果、信頼できる代行会社の選び方までを網羅的に解説。実務で迷わないための判断軸を、戦略視点と最新動向を踏まえて整理しました。

目次[非表示]

  1. 1.インサイドセールス代行とは(基本と提供範囲)
    1. 1.1.代行サービスの導入が進む背景
    2. 1.2.テレアポ代行との違い
  2. 2.最初は内製か?それとも外注か?
    1. 2.1.代行を導入すべき5つのサイン
    2. 2.2.失敗しないためのチェックリスト
  3. 3.インサイドセールス代行の料金体系と費用対効果
    1. 3.1.成果報酬型と固定報酬型の違いと選び方
      1. 3.1.1.成果報酬型(アポ単価制)
      2. 3.1.2.固定報酬型(月額制)
  4. 4.信頼できる代行会社の選び方と比較ポイント【最新9社レビュー】
    1. 4.1.選定前に必ず確認すべき「3つの比較ポイント」
      1. 4.1.1.「目的」と「ゴール」への適合度
      2. 4.1.2.ナレッジ・データの開示姿勢
      3. 4.1.3.実績の「解像度」
    2. 4.2.インサイドセールス代行会社9選
      1. 4.2.1.セールスリクエスト
      2. 4.2.2.スマートキャンプ「BALES(ベイルズ)」
      3. 4.2.3.セレブリックス
      4. 4.2.4.SALES ROBOTICS
      5. 4.2.5.EmpowerX
      6. 4.2.6.Grand Central
      7. 4.2.7.SORAプロジェクト
      8. 4.2.8.シーエスエム(CSM)
      9. 4.2.9.クラウドインサイドセールス(ネオキャリア)
  5. 5.まとめ

インサイドセールス代行とは(基本と提供範囲)

インサイドセールス代行とは、外部の専門会社が見込み顧客へのアプローチや商談創出を代行するサービスです。主な提供範囲は次の通りです。

  • 電話・メール等によるリード(見込み顧客)へのアプローチ

  • 資料送付やウェビナー誘導などのナーチャリング

  • アポイント獲得・商談設定

  • CRM/SFAへの入力・データ整備

  • 結果レポートと改善提案

代行を活用することで、フィールドセールスは訪問やクロージングに集中でき、「商談の母数を安定して創出する」体制づくりが可能になります。BtoBでは意思決定プロセスが複雑化しており、短期成果だけでなく中長期的なリード育成が重要です。代行会社はその設計と実行を支援します。

代行サービスの導入が進む背景

近年、インサイドセールス代行の需要が高まっている背景には、以下のような市場・組織の変化があります。

  • リード獲得単価の上昇:限られた商談機会を最大化するため、ナーチャリングの重要性が増加

  • 営業人材の不足:採用・育成が追いつかず、経験豊富な営業人材を代行で補う動きが進む

  • デジタル接点の拡大:Web経由での資料DLやセミナー参加など、見込み顧客の動きが可視化され、アプローチのタイミングが重要に

これらにより「自社だけではリードに対応しきれない」「営業がクロージングに専念できない」といった課題の解決策として、代行の導入が進んでいます。

テレアポ代行との違い

「テレアポ代行」と混同されがちですが、インサイドセールス代行とは目的も手法も異なります。

項目

インサイドセールス代行

テレアポ代行

アプローチ対象

見込み顧客(リード)

見込み薄の新規リスト

手法

複数チャネル(電話・メール・フォームなど)

主に電話

目的

リード育成・商談化

アポ取得のみ

情報管理

CRM/SFA活用・データ整備

データ連携なしの場合も多い

フォロー体制

中長期的フォロー可

アポ後の対応なしが一般的

テレアポ代行は単発成果(アポ数)を追う傾向があるのに対し、インサイドセールス代行は営業組織の一部として継続的にパイプライン形成を担う存在です。

この違いを把握することで、導入目的と期待値のズレを防げます。

最初は内製か?それとも外注か?

インサイドセールスの導入時、まず検討すべきは「内製」か「外注(代行)」かです。多くの企業では、両者を組み合わせたハイブリッドが有効です。

項目

内製チーム

代行会社

戦略設計


(社内事情を把握)


(支援可能な会社もあり)

顧客セグメント設計

初回アプローチ


(リソース次第)


(実行力に強み)

継続フォロー


(設計次第で対応可)

ナレッジ蓄積


(社内ノウハウ)


(共有を工夫する必要あり)

短期で成果を出したい場合は代行主導が有効ですが、中長期的な成果を安定して創出するためには、代行会社と伴走しながら仕組み化・内製化を進めることやリソースが不足している一部分で代行会社を活用することも効果的です。

インサイドセールス支援のプロフェッショナルであるセールスリクエストではこんなお客様の声もいただいております。

【お客様の声】

セールスリクエストを「自社のインサイドセールスの下位互換」として、当初は単にコールを担ってくれるベンダーとしての期待値でした。しかし、実際の支援はその期待を大きく超え、今では現場にとっても経営にとっても欠かせない存在になっています。さらに経営陣も「自社でインサイドセールスを採用するよりも、セールスリクエストとハイブリッド組織を構築していく方が合理的」という判断に至り、長期的なパートナーシップを築いています。

代行を導入すべき5つのサイン

次の状況に1つでも当てはまる場合、代行活用を検討すべきタイミングです。

  1. 営業リソースが逼迫している:リードに手が回らず、見込みを取りこぼしている。

  2. インサイドセールスの立ち上げ経験がない:初期設計から専門的なサポートが必要。

  3. 短期間で成果を出す必要がある:展示会や広告施策などの後工程に対応できていない。

  4. CRM運用やスクリプト作成が曖昧:ナレッジ蓄積が進まずPDCAが回っていない。

  5. 定量的なKPI評価ができていない:アポ率・商談化率が見えず改善できない。

失敗しないためのチェックリスト

代行導入の是非を検討する際は、以下のチェックリストを活用して、社内の状況を客観的に把握することが有効です。

判断基準簡易チェックリスト

社内にインサイドセールス経験者がいない

リード数に対して対応リソースは足りていない

ナーチャリングのプロセスは設計されていない

営業KPI(アポ率・商談化率・CV率)が可視化されていない

半年以内に成果(商談数や受注)を出す必要がある

CRMやSFAの入力・運用に課題はある

チェックが多いほど、外部リソースを活用して立ち上げを加速し、ナレッジの内製化を並行するのが有効です。

インサイドセールス代行の料金体系と費用対効果

インサイドセールス代行の導入を検討する際、責任者として最も気になるのが「費用に見合った成果が出るのかどうか」ではないでしょうか。

ここでは料金体系の種類や業界別の相場、費用対効果を最大化するための視点を整理します。

成果報酬型と固定報酬型の違いと選び方

代行会社の料金体系は大きく以下の2つに分類されます。

成果報酬型(アポ単価制)

  • 特徴:獲得アポ数に応じて課金(例:1アポ=約20,000円〜40,000円)
  • メリット:成果が出なければ費用が発生しにくい

  • デメリット:数を追いやすく、質の低いアポが増えるリスク

固定報酬型(月額制)

  • 特徴:月額固定(例:月額30万円〜100万円)、稼働時間や対応件数に応じた契約
  • メリット:質・プロセスに重きを置きやすい/柔軟な対応可

  • デメリット:初期費用に対する心理的ハードルが高め

選び方としては、短期成果やテスト的な利用なら成果報酬型、中長期の改善と仕組み化を重視するなら固定報酬型が適しています。

また上記以外にも「初期費用は発生するのか」「最低利用期間はあるのか」も確認しましょう。

信頼できる代行会社の選び方と比較ポイント【最新9社レビュー】

インサイドセールス代行の効果は、「どの会社を選ぶか」で大きく変わります。提供内容や対応力、改善提案の質など、同じ「代行業務」でもサービスの中身には大きな違いがあるためです。

選定前に必ず確認すべき「3つの比較ポイント」

実際に代行会社を比較検討する際に、以下の3つの軸で冷静に評価することをおすすめします。

「目的」と「ゴール」への適合度

自社が求めるのは「短期のアポ数」なのか、「中長期的な商談化率」なのか、「組織の立ち上げ支援」なのか。依頼目的とサービスの強みが一致しているかを確認しましょう。

ナレッジ・データの開示姿勢

営業プロセスの可視化と改善には、CRM入力やレポーティング精度、改善提案の有無が鍵になります。属人的ではなく、仕組みで回しているかをチェックしましょう。

実績の「解像度」

「導入企業数」だけでなく、業界・商材特性が近い企業での実績があるかが重要です。できれば担当メンバーの経験や事例共有も確認できるとベストです。

インサイドセールス代行会社9選

ここからは比較軸に基づいて選定した、最新おすすめの代行会社9社をご紹介します。それぞれの強みと適性を比較しながらご確認ください。

※こちらは2025年9月セールスリクエスト調べとなります。最新情報と異なる場合がございます。

セールスリクエスト

セールスリクエスト_サイトイメージ公式サイト

  • 強み
    Salesforce認定パートナー企業として、CRM上にダッシュボードを構築し、活動の「見える化」と改善提案を行います。電話・メール・LinkedIn・SMSなど複数チャネルを駆使して顧客と最適な接点を築きます。
    単なる作業請負ではなく「付加価値型BPO」として課題をヒアリングし、解決策を共に設計・実行します。事業成長に直結する「成果責任」を担う点が強みです。
    さらに、「営業及びセールスフォース構築、コンサルティング業務」の範囲で、ISMSの国際規格「ISO/IEC27001:2022」の認証を取得しており、顧客情報を扱う業務において高いセキュリティ基準を満たしています。
  • 実績
    スタートアップから上場企業まで幅広い支援実績。GMOグループ、DMMグループ、freee、Persolなど様々なインサイドセールスを支援しています。
  • おすすめポイント
    自社にインサイドセールスのノウハウがない企業やCRMを活用した高度な営業体制を構築したい企業に最適です。単なるアウトソースではなく「インサイドセールスのプロフェッショナルファーム」として経営層とも連携しながら、事業成長のための最適解を提供します。

スマートキャンプ「BALES(ベイルズ)」

スマートキャンプ「BALES(ベイルズ)」公式サイト

  • 強み
    SaaS業界で培ったノウハウと専任チーム体制による高い成果創出力。延べ200社以上・350以上のプロジェクト支援で蓄積したインサイドセールスの知見を活かし、トークスクリプトや切り返しトーク集を整備して成果につなげます。
  • 実績
    支援実績200社以上(約350プロジェクト)に及び、SaaS領域No.1の実績。特に外資・国内のクラウド/SaaS企業や大手IT企業の支援に強いです。
  • おすすめポイント
    特にSaaSベンチャー〜中堅企業でインサイドセールス体制を強化したい企業に向いています。自社に十分なインサイドセールス人員・ノウハウがなく、短期間で商談数を伸ばしたい場合に有効です。

セレブリックス

セレブリックス公式サイト

  • 強み
    アポイント獲得から契約締結後の書類回収に至るまで非対面で対応可能。約450名の営業人材(ほとんどが正社員)が在籍し、プロジェクトごとにチーフ1名+メンバー2名以上の専任チームを編成してPDCAを回します。

  • 実績
    法人・新規領域で最大級の1,200社、12,000サービス以上と業界最多の営業支援実績があります。

  • おすすめポイント
    単なるアポ獲得代行にとどまらず、戦略設計からクロージング、CSまで含めた包括的支援が必要なケースで力を発揮します。自社の営業組織にノウハウを貯めたいというニーズにも、代行実施と並行して仕組み化を支援。アウトソーシングと社内育成の両立を目指す企業にも最適です。

SALES ROBOTICS

SALES ROBOTICS公式サイト

  • 強み
    これまで1000社以上を支援したノウハウを活かしていることと、社員の多くがAIを活用して施策の実行と改善のスピードを加速させていることが強みとしています。

  • 実績
    1000社以上を支援してきており、IT業界を中心に幅広い業界で導入実績があります。インサイドセールス立ち上げ支援や運用支援まで様々な事例があります。

  • おすすめポイント
    1000社以上の企業実績から得たノウハウを活用してスピーディに実施したい企業に最適です。

EmpowerX

EmpowerX公式サイト

  • 強み
    インサイドセールスの立ち上げと人材育成に注力しています。コーチングや研修プログラムを組み合わせ、クライアントが将来的に内製化できるよう支援します。また展示会出展支援やテストマーケティング支援にも対応しています。

  • 実績
    東急やリクルートといった大手企業やマネーフォワードのようなSaaS企業での支援実績があります。

  • おすすめポイント
    代行を入口にしつつ、自社チームのスキルを底上げしたい企業に向いています。

Grand Central

Grand Central公式サイト

  • 強み
    インサイドセールスとカスタマーサクセスを連動させた支援が可能です。リード創出から商談、さらに受注後のオンボーディングやCSまで一気通貫でカバーします。

  • 実績
    IT・クラウドサービス企業のほか、人材系や不動産テック領域での支援実績があります。定着支援やCS強化で継続率を高めた事例が評価されています。

  • おすすめポイント
    新規開拓と既存顧客フォローを統合的に進めたい企業に最適です。

SORAプロジェクト

SORAプロジェクト公式サイト

  • 強み
    成果連動の料金プランを用意しており、アポイント獲得を主軸に業種特化のスクリプト設計や営業トーク改善を行います。インサイドセールス代行だけではなく、Webマーケティング支援も対応している点も強みです。

  • 実績
    ITサービスを中心に支援しています。テレアポ代行の実績が多数あります。

  • おすすめポイント
    固定費を抑えて成果を試したい企業におすすめです。短期でリード数を確保したい場合やテストマーケティングに活用しやすいです。

シーエスエム(CSM)

シーエスエム(CSM)公式サイト

  • 強み
    BPOとして商談化プロセスを包括的に担い、営業戦略からデータ分析までカバーします。また業界ごとに特化したスクリプトやナレッジを持っていることも強みとしています。

  • 実績
    自治体や地方公共団体、ITベンダーなどで多数の支援実績があります。

  • おすすめポイント
    業界特化型のナレッジを活かしてスピーディーに成果を出したい企業に最適です。

クラウドインサイドセールス(ネオキャリア)

クラウドインサイドセールス(ネオキャリア)公式サイト

  • 強み
    人材大手ネオキャリアが運営しています。大量の営業人材リソースを背景に、リード獲得から商談創出までを一括サポートします。採用支援・人材サービスとのシナジーを活かせる点も特徴です。

  • 実績
    リコーやコニカミノルタなどの大手から中堅企業まで幅広いインサイドセールス支援実績があります。

  • おすすめポイント
    スケールメリットを活かして大規模に営業体制を強化したい企業に最適です。

まとめ

インサイドセールス代行は営業の生産性と再現性を高める戦略的パートナーです。

目的やフェーズに合った会社を選べば、リソース不足や立ち上げ課題を解消し、成果の創出までの時間を短縮できます。

アポ数だけでなく商談化率・受注率まで含めた設計でROIを最大化しましょう。

株式会社セールスリクエスト
株式会社セールスリクエスト
インサイドセールス支援を行う会社です。SDR/BDR/ABM/エンプラなどの商談獲得代行や、Salesforce/HubSpotの活用・構築などの実行支援を行います。"顧客体験の向上"をモットーにインサイドセールス・BtoBマーケティングの発信を行なっています。

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Salesforce認定パートナー
セールスリクエストは、Salesforceコンサルティングパートナー認定のインサイドセールス代行会社です。
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