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エンタープライズマーケティングで見落としていた、かなり重要なこと/原ブロVol34

こんにちは。セールスリクエスト代表の原です。 

日々様々な企業のBtoB営業支援に入っている中で思ったことをつらつらと書いていきます。

本日は『エンタープライズマーケティングで見落としていた、かなり重要なこと』について

最近、エンタープライズ向けのイベントマーケティングについて話を聞く機会がありました。

  • どういうテーマなら人が集まるのか。
  • 誰を登壇者にするのか。
  • どんな企業を集めるのか。
  • 少人数にするのか、大人数にするのか。

そんな話をしていた中で、ある人から聞いた一言がかなり印象に残りました。

「実は、イベントの内容以外にも結構大事なことがあります」

聞いてみるとものすごく単純な話でした。

でも、自分には完全に抜け落ちていた視点でした。

主催者は「イベントそのもの」を考えすぎる

イベントを企画する側になると、当然ながらイベントそのものを良くしようとします。

  • 著名な人を呼びます。
  • 面白いテーマを設定します。
  • 普段会えない人同士を集めます。
  • 美味しい食事を用意します。

コンテンツisキングなので全部大事だと思います。

ただ、参加者はイベントだけを切り取って意思決定しているわけではありません。

その日の朝から普通に仕事をしています。

会議があって、商談があって、社内業務があって、その中にイベント参加という予定が一つ入ります。

つまり参加者からすると、イベントは「一日の予定の一部」でしかありません。

ここを主催者側は意外と忘れています。

常識を疑うことから始まる

BtoBイベントは18時や19時から開催されることが多いです。

おそらく、「業務時間中は忙しいだろう」「仕事が終わってからの方が来やすいだろう」

という発想なんだと思います。(自分もそう思っていました。)

でも、参加者側から考えてみます。

18時まで仕事をして、

そこからイベント会場へ移動して、

19時からイベントに参加して、

終わるのが21時です。

これ、普通に一日が長いです。

仕事ではないと言っても、会社関係のイベントなので、体感としてはかなり仕事の延長に近いです。そして、ここで冒頭の話に戻ります。

その人が言っていたのは、「エンタープライズ向けのイベントは昼にやるんです」

という話でした。

最強の参加特典は「そのまま帰れる」ことかもしれない

例えば15時からイベントを開催して17時に終わります。

参加者はそのまま直帰できます。

つまり、

イベントに参加する

↓

会社に戻らなくていい

↓

そのまま定時で帰れる

という流れになります。

これが参加者にとって意外と大きなインセンティブになるらしいです。

「夜なら業務時間外だから参加しやすい」という主催者側の発想と、「会社関係の予定で夜まで拘束されたくない」という参加者側の感覚です。

完全に逆でした。

これは「昼にイベントをやろう」という話ではない

この話を聞いて一番面白かったのは、昼開催というTipsそのものではありません。

イベントマーケティングにおけるUXを、イベント会場の中だけで考えていたことです。

  • 誰を呼びますか。
  • 何を話しますか。
  • どんな料理を出しますか。
  • どう交流してもらうでしょうか。

これらは全部「イベント中のUX」です。

でも本当は、

  • 何時に会社を出るのでしょうか。
  • どれくらい移動するのでしょうか。
  • イベントが終わった後に会社へ戻るのでしょうか。
  • 何時に家に帰れるのでしょうか。

ここまで含めて参加者のUXなんだと思います。

マーケティングというと「何を届けるか」に目が向きがちですが、実際には相手の一日の中にどう入り込むかまで考えないといけません。

夜開催の方が盛り上がるという主催者側の常識と、定時で帰りたいという参加者側の都合です。

こういう小さなズレを見つけることの方が、イベントのコンテンツを一生懸命磨くより効くこともあるのかもしれません。

エンタープライズマーケティング、まだまだ知らないことが多くて面白いです。

不定期で気が向いた時に更新していきますので、どうぞお付き合いください。

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原 秀一/代表取締役
原 秀一/代表取締役
株式会社セールスリクエストの代表取締役。自身が現場で培った営業ノウハウを発信。著書『インサイドセールス実践の教科書』

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